ロービジョンケア関連情報

vol.18 視覚障害当事者団体について

名古屋市視覚障害者協会事務局 新井

2023年3月1日

当事者団体と聞いてどのようなイメージをお持ちでしょうか。患者さんにはいきなりは紹介しづらい、具体的にどのような活動をしているかよくわからないと思っていらっしゃる先生も多くいらっしゃると思います。

愛知県内にも地域の視覚障害者のために、積極的に活動している団体がいくつかあります。今回は、その中で全国的に最も多くの視覚障害者が所属している社会福祉法人日本視覚障害者団体連合の加盟団体である、名古屋市視覚障害者協会に活動内容を説明いただきました。

視覚障害者の生活向上をめざす―名古屋市視覚障害者協会について

『名古屋市視覚障害者協会』は、通称「名視協(めいしきょう)」と呼ばれ親しまれている、名古屋市内在住の視覚障害者で組織する当事者団体です。

とはいえ、会の趣旨にご賛同いただく名古屋市街の視覚障害者や健常の方にも賛助会員としてご参加いただき、会員総数はおよそ270名です。

 当会は、戦後間もない昭和23年に愛知県内の視覚障害者の福祉向上を目指して視覚障害リーダーの先輩方が組織されました。その後、愛知県内の当事者団体(愛知県盲人福祉連合会)から分離独立して、現在に至っています。発足当時は、盲学校を卒業した視覚障害者が中心でしたが、平成から現在にかけては緑内障、網膜色素変性症など眼科疾患により、人生の中途で視覚障害を負った「中途視覚障害者」の会員も多くなっています。

 私達は、社会に向けて視覚障害を理解していただき、ご支援いただくことを目的とした活動を行なうと同時に、会員自らの自立、文化教養を高めることを目指してさまざまな学習の場や文化活動の場、仲間同士の情報交換の場を提供すべく活動を行なっています。

主な活動

 主な行事として、自然に親しむ集い・名視協文化祭・生活を考える会・名視協バリアフリー映画会があります。また、名古屋市からの委託を受けて視覚障害青年等社会講座、女性社会講座を開催しています。委託事業では、ICT情報交換の場「ICTサロン」や視覚障害者スポーツの講座、女性講座ではおしゃれ、料理などさまざま、女性ならではのテーマを取り上げています。

また、交通安全対策部では、会員からの声に応じて音響信号の設置やエスコートゾーンの敷設などをお願いする活動にも取り組んでいます。

その他、会報や機関誌の発行、ホームページやメーリングリストを通しての情報発信を行っています。

弱視部のご案内

 昨年からは、弱視部を立ち上げ、弱視者(ロービジョン者)の交流の場「ロービジョンカフェ」を、毎月開催しています。ここでは「見えにくさ」をキーワードに、オンラインあるいはリアル会場にて、当事者の役員が中心となって運営しています。

 令和4年度には、便利なアプリ活用術・キャッシュレス決済のいろいろ、弱視便利グッズ展示会、パソコン使用時の工夫、公共施設利用時の困りごと、弱視に使いやすい家電の情報交換などを取り上げました。

 眼疾患により視力低下や視野狭窄が進み、「視覚障害」を意識し始めた患者さんや、日常生活に不自由を感じ始めた患者さんに、他の視覚障害者がどのように暮らしているのかを知る場、障害への思いを共感しあえる場として、一度覗いてみるように、ご紹介いただいてはいかがでしょうか。

まとめ

名視協主催の行事は、会員外の方にもお気軽にご参加いただいております。見えにくさでお困りの患者さん、見えない・見えにくいことで困っている仲間に合うことを望まれている患者さんに、どうぞご紹介ください。

連絡先

名古屋市視覚障害者協会事務局(担当 新井)

〒453-0053 名古屋市中村区中村町7-84-1名身連福祉センター内

080-2639-2864

メールアドレス  meishikyoo@zp.chu.jp

ホームページアドレス  http://meishikyoo.chu.jp/

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